2019年 09月 18日
物を作る時はある程度抽象的なレベルにおける「初志貫徹」と言うか企図を実現するぞという構えみたいなものが必要だと思うのだが、途中で「聖アントニウスの誘惑」並に別の道への様々にして強烈な刺激が必ずや訪れる。 臨機応変という自由さを保っておくことと、初志貫徹の両立が必要になるため、やってくる刺激がどんな種類のものなのか、使えるやつなのか悪いやつなのかみたいな見極めが必要って感じ?いや、というより恐らく、自分の「反応」の質の方を見極めるべきなのだ。現象なんていろんな事が無限に起こるんだから。
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by zelan
| 2019-09-18 11:56
| 制作心理
2019年 06月 30日
できるとわかることをやるのって、めんどうだなあ、と自分はしばしば思う。例えば郵便局に切手を買いにいくとか・・・それなのになぜ歯を磨くのをめんどうに感じないのかは、よくわからないが。 もとい、絵を描いたりするのはよほどエネルギーのレベルが下がっているとき以外はさほどめんどうとは感じないのであって、この理由のいくらかは、「できるかできないかわかんない」からではないだろうか。 一方、人間不条理にも、できるかできないかわかんない、ことが眼目でかつそれを楽しんでもいるにも関わらず、「必ず(いい絵が)できるやり方がほしいなあ・・・いつでもどこでも、思った通りにできないものか」と妄想し、そういう意味だったかどうかは知らないが「ロボットになりたい」と言ったウォーホルにえらく共感したりする。とにかくなんか決まった安全な原理的なやりざま、を、求めたくなってくるのだ。 そんなにわかってることがいいのなら、郵便局に切手を買いに行くのだって、楽しくやればいいのにね。 ▲
by zelan
| 2019-06-30 21:38
2019年 03月 31日
![]() 制作心理的に「直接話法」と勝手に呼んでいるのだが、絵画を創っている場合、明るすぎれば暗く、暗すぎれば明るく、おとなしければ大胆に、ばらけていればまとめ、まとまりすぎていれば壊す、等々基本的にはそれだけでじわじわと質的には上方に進んで行くのではないかと自分は信じている。 但し例えば明るすぎれば暗くという時、「明るすぎる」ということを認知する内部基準が醸成されていることが必要。そしてその精度には、到達点というものはない。 ▲
by zelan
| 2019-03-31 10:21
| 制作心理
2019年 03月 26日
![]() 特殊性と普遍性のショートがアートであり、そのためには前段の特殊性の方がすごく特殊な方がいい、という認識。(それにしてもこのアートってカタカナの響きが個人的には違和感満載なのだが、他に言いようがない場面が多く、ここでも「美術」とは言いづらい。) もとい、特殊性磨きの方がいいとはいっても個々人においてそうするぞーと思って簡単にそうなる訳がない。特殊性を研げる人っていうのは研ぐも何も、どうしてもそうなっちゃう人が多いイメージだ。 ただ凡人が絶対にそうできないかと言えばそうでもないような気がする。更に勿論特殊性を研ぐために外在するものを勉強してはならないということもない。 凡人たる自分は、おそらく物事のインプットの仕方(対象・量・質・知識への批判的構え等)と自己認知を含む制作心理において特殊性を磨く非凡人化のスキルが得られるのではと狙いをつけ、その方面の発見をしたいと日々思っているのである。 ▲
by zelan
| 2019-03-26 11:48
| 制作心理
2019年 03月 19日
![]() 寝ている間にいろんなことが整理された脳と疲労物質が分解されて刷新した肉体、この二つをもって朝しょっぱなから結構な失望に襲われるという訳。嫌になる位それの繰り返しだが、人間の心身にそういう機能が備わっていることは、前に進むためには僥倖というものだろう。 そしてここでこの言葉を引用するのもおこがましいというものだけれども失望はしても絶望はしてはならない、ということ(明石康・元国連事務次長の言葉)。 (図像 是蘭 Work in progress)
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by zelan
| 2019-03-19 09:39
| 美術について
2019年 03月 18日
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by zelan
| 2019-03-18 21:23
| コラージュ
2019年 03月 15日
![]() ビジネスや他の生活上のあれこれも同じである可能性がある。 恐らく、常に「全体視すること」が何事においても、物事をより良くしようと企図する際にはとても重要なのだ。 なぜならどこかが「瑕疵」であると感じる時、それは無意識的に全体を見た上での認識なのだから。 ▲
by zelan
| 2019-03-15 21:51
| 制作心理
2019年 03月 15日
![]() ▲
by zelan
| 2019-03-15 10:28
| 制作心理
2019年 02月 21日
しかし最近思うのはこのやるぞっていう気分、本当に必要なのかということ・・。頭主導気分と体主導気分というものがあるとすればこれは明らかに前者であって、体からしてみたら単に少々あたふたして緊張が高まってるだけでもっと落ち着いてやってくれよという感じなのでは? 思い出すのはアレクサンダーテクニークという、心身両面から姿勢や動きの改善を図るシブい身体技法の創始者 F.M. アレクサンダーが、「宗教心も筋緊張の一種のパターンに過ぎない」という主旨のことを言ったことだ。やるぞーという気分に伴うリア充感、その背後にあるであろう筋肉及び心理面の昂ぶりは、作画に対して本当に完璧にワークしてるのかむしろちょっとした無駄なのか、考えたり感じたりしてみてもいいのではないかと自分は思っている。 ▲
by zelan
| 2019-02-21 11:59
| アレクサンダー・テクニーク
2019年 01月 28日
![]() でもこれは自分の度重なる経験から自信を持って言えるのだが、何事も、絶対に「再現」することはできない。どうして同じプロセスで注意してやってるのに同じ(期待した)結果が出ないのかとこれまで100万回位泣いたような気がするが、考えてみたらそんなのは当たり前。自分の動作はもちろん、画材の状態やらその他回りの全ての条件が完全に一致することはない訳で、そもそも「再現」というコンセプトそのものが、現実世界では成り立たないのである。 でも「練習」を積んでいくとうまくいくぢゃん、というのはある。これは再現を目指すためにするものでなくプロセスにおける条件のトレランスを実践を通して認識し、その範疇に自分や道具や環境のブレを収め目指す結果を得ることへの習熟のためにやっているのである。 でもわかってるつもりでしばしば、この「再現」しようとするコンセプトにすぐにはまってしまうのだ。人間は安心安全を求めるから。うまくいったことが「再現」できると思うとふんわかした気分になれるからである。実際、何事も再現できない、と思うと常にアラートでいなければならない、これは凡人にとってはそこそこホネなのだ。
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by zelan
| 2019-01-28 19:56
| 制作心理
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