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原初のキス

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2019年 06月 15日

Katrien De Blauwer @POST(恵比寿)

先頃恵比寿のPOSTへ、カトリアン・デ・ブラウワーのブックサイニングイベントに行き、こちらで紹介されている本を購入。 非常にセンスのいい、上品寡黙でありながらセクシーな作品群。

彼女の作品の中で自分なりに特にぐっときたのがこのサイトの中にある顔の上の方が木になったり窓になっている作品。

木や窓と髪や目との形態的類似は明らかで、通常はもっと人を食ったような感覚が生じそうなものだが、むしろ深い詩情を感じる。何というか、人間、人工物、自然それらは結局のところ存在として通底しているのではないか、と言った、かなりシリアスな感覚を覚えさせられるのであった。

7月21日(日)まで、POST内mini galleryにて小品が展示されている。








# by zelan | 2019-06-15 19:12 | 展示レビュー
2019年 06月 14日

「肉の波」はまだ・・

先日知人と人形町に夕食に出かけた。なかなか味のある風情の飲食店がたくさんある。歩いて物色しているうちに知人が、「肉の波がまだ来ていない。」と言った。

確かに、自分がよく出没している恵比寿だの新宿だのといった街は、もう肉の波はとうの昔に到達していてジャブジャブになっており、飲食店の多い所で周りを見渡すとなぜか赤い看板が目立つような気すらして、なぜなら肉を供している店が異常に多いからである。人形町は比較にならない位、動物性たんぱく質としてはお魚を扱っている店が未だ主流だ。知人の言う処の「肉の波」はいつ頃、どの辺りから生じ、そして今はどこまで到達しているのであろうか。人形町はまだだが、銀座には届いてるように思う。

これはアートには直接関係ない話ではあるが、状況をしかるべく受け止める人間の「感覚」には十分に関係がある。そしてアートとは人の感覚という機能に関連する一つの超ニッチな市場なのだ。



# by zelan | 2019-06-14 15:02 | ヘンな話
2019年 06月 11日

内気の威力 ~ ジョゼフ・コーネル展@DIC川村記念美術館

東京から遠いという理由で何となく後回しにしていたDIC川村記念美術館ジョゼフ・コーネル展を駆け込みで参観。実際に見てみると、初期のコラージュから彼のキラーコンテンツであるところのボックスアート、更には見る機会の至極少ない映像作品まで堪能できる充実の展示で、東京駅から1時間直通バスに揺られたかいがあったというもの。
特に、生涯ほぼニューヨークの中だけで過ごした彼の、行ったこともない国のエキゾチックなホテルの一室を模したり、鳥や蝶などが主役だったり天文のイメージが跋扈する、地理も種族も空間も超越した緻密でリアルな箱作品には、驚愕するしかない。

この展示では、彼の「内気な変人」と言う一般的なイメージに逆行する多彩な交友録~人からもらったり人に宛てた手紙など~も多数展示されているが、それでも結局の処非常に内向的な人間だったという印象がその作品から残る。いいではないか内気でも。内気のエネルギーだって宇宙まで飛ぶことができる。



# by zelan | 2019-06-11 22:44 | 展示レビュー
2019年 06月 09日

コラージュを創りますか

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人をお誘いする時に何々しませんかという言い方があり、大抵の場合はこれが使われる。ところが自分の友達に面白い人がいて、例えば埼玉に芝居を見に行きたい時に、「彩の国さいたま芸術劇場に行きますか。」と聞くのである。行きませんか、ではなく。

さて、目黒学園カルチャースクールにて
来る6月12日(水)及び26日(水)19時より20時半、切って貼るアート「コラージュ」の体験クラスを開催します。コラージュの歴史と魅力、制作の基本プロセスに関するレクチャーをご提供し、小品を制作します。

7月からの6回連続講座「初めてのコラージュ」の体験会ですが単発受講も可能です。
コラージュを創りますか。ご興味のあります方は、詳細をこちら よりご覧ください。
お問合せ/お申込はスクールまでお願い致します。(電話:03-6417-0031)

(図像 是蘭 コラージュ)



# by zelan | 2019-06-09 23:44
2019年 06月 07日

変わっているのは誰なのか

先般ある人から、私の全く悪気のない行為に関して、「あなたってめちゃ変わってる人ですよ、信じられない!」と批判的な意味で言われた。そしてその数日後、私にそう言った人との共通の知人で、上述のことを全然知らない方と会話していたら偶然件の人物の話がでて、「あの人めっちゃ変わってる、信じられない!」とおっしゃるのである。もう私が変わってるのか、私にそう言った人物が変わっているのか、それとも私にそう言った人物が変わっていると言った人が変わっているのか、何が何だかわからないのであった。もしかしたら全員変わっているのかも・・。

考えようによってはそこそこアート的な感じのする事件だったので、備忘までに記しておく。


# by zelan | 2019-06-07 23:53 | ヘンな話
2019年 06月 07日

夢で説教

夢というのはそれが脳のどういう機構によるものかよく知らないが、忘れやすいものだ。
たまたま再読したこの過去記事において、自分が夢の中で画家の奈良美智さんから一種の説教をされたという夢が記載されていたが、完全に忘れていた。そういえばこちらの夢は忘れてなかったが、アルパカみたいな動物から超上から目線でこれもまた説教とも言えなくもないことを言われたこともある。

大人になると説教されるという機会が減るものだけれど、説教されるのも意外にいいのではないか、と思った次第。もっとも、クリエイティブな説教しか自分は受け付けないけどね。





# by zelan | 2019-06-07 23:28 | ヘンな話
2019年 06月 06日

自分で決めるということ

最近「アート思考」という言葉が登場してその言葉の意味をあくまで自分なりに考えていることがあるんだけれど、自分にとってアートに関連する思考~個人的には作る場面においてが主だが~その特性の最たるものは「自己決定」ということである。何を企図し、何をどう実行するか、何を続け、何をやめるかを自ら決めるということだ。

大体自分が元大きい会社にいて、そこをわざわざやめて美術をやろうと思ったのもここに理由がある(今なら副業があるから迷ったかもだけど)。
だから未だにビジネスにおけるアート思考の必要性や有用性がうんぬんされても、組織だの人だのが概ね否応なく関係しているビジネスとアート思考の根本が席を同じゅうすることができるという感覚があまりない。

しかしまさにそれだからこそ逆説的に、アート思考がビジネスには必要だ、ってことになるのかも・・。



# by zelan | 2019-06-06 21:43 | 美術について
2019年 06月 05日

ライフハック?

一度何かを手に取ったらあるべき場所に置きあるいは戻し、一度考えたらそこで判断し、着手したらささやかなり必ず仕上げる、ていう風にしてたら、劇的に効率が良くなりそうだ。

自分だけではないかと思うが、色々なことにいちいち迷ったり、後回しにしていることが異常に多いからである。



# by zelan | 2019-06-05 23:58
2019年 06月 03日

夜のクラスへ:「初めてのコラージュ」(目黒学園カルチャースクール)

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目黒学園カルチャースクールのコラージュ講座の開講時間が、7月より、昼間から夜間(第2第4水曜日19時より20時半)に変更となります。

コラージュは印刷物等から素材を切りとり、組合せて新しいイメージを創造するアートです。
描写のような鍛錬を必要とする技術を直接は必要としないため、ポイントを把握すると「爆速で」上達します。
本講座では素材の集め方や選び方、組み合わせのコツ、良い作品を作っていく上での心理的なポイントまで、豊富な作例とともに「言葉でしっかり」お伝えすることで、生徒様が早期に自律的に作品制作を進めていけるようご指導しています。

6月12日(水)、26日(水)19時より20時半にて体験クラスを開催します。
(通常 2754円の単発体験が入会キャンペーンとして1782円です。)

詳細・お申込はこちら よりご覧ください。

(図像 是蘭)



# by zelan | 2019-06-03 11:34 | セミナー案内
2019年 06月 01日

なぜモテたんだろう?

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友達に何を聞いてもほぼほぼ一言で答えるという人がいて面白いのだが、先般、クリムトってなんでモテたんだと思う?(わかってるだけで十数名の女性と浮名を流している)と問うと、「セレブだったから」という返事で笑った。

この答えは正解かもしれないし正解でないかもしれない。クリムト氏は容貌としてはめちゃイケメンというほどではないようだけど、多くの女性にとって抗いがたい素晴らしく魅力的な人格を有していたかもしれないしね。

展示は見に行った方がいい、とかねがねお勧めしている自分ではあるが、こういうことについては多くの場合展示に行くだけではわからないのは確かである。よほど作品と直接関係がない限り、作家がなぜモテだったとかで一枚説明パネルを据えてくれる太っ腹な美術館はないであろう。
でも実際のところは、彼がモテたことと、彼の描く絵って、すごく関係があると思うのよね・・。


# by zelan | 2019-06-01 22:04 | 芸術鑑賞