原初のキス

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2009年 09月 27日

2009年6月10日 コラージュについて

コラージュとは、古典絵画などの切り抜きを始めとする既存のイメージの
組み合わせによって、新たなイメージを構成する技法である。
芸術表現としては1910年代にピカソやブラックが始めたとされ、
ダダやシュールレアリスムの運動の中で発展した。
代表的作家にはドイツのマックス・エルンストなどがいる。彼が1920年代末
に発表した「百頭女(ひゃくとうじょ)」は、今もコラージュ作品の金字塔として
有名である。

歴史的な説明はともかくとして、コラージュにおける制作上の面白さは、
「痕跡を残さずにモチーフを動かすことができる」という、平面芸術においては
稀有な特質を持っていることだ。
つまり自分の身体の運動性そのものと、飽かず戯れることができるのだ。
加えて、コラージュではイメージの構成要素である素材を自ら制作しない
ため、対象に迫る鍛錬されたデッサンや、マチエール(筆触)への意識に
エネルギーを振り分けることなく、イメージの強さそのものに単刀直入に
取り組むことができる。

他者の作った素材を通し運動性とイメージの強度を追求するという
コラージュの制作過程から、コラージュが持つこととなる特異な情緒は、
「他者性」の「侵入」である。
コラージュとは結局の処何かに何かを侵入させて、それが「ぐっとくれば」
いいものだ。

その意味でコラージュは、いずれの作品も象徴的には一種の性的な表現と、
言えるかもしれない。
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# by zelan | 2009-09-27 12:59 | コラージュについて