原初のキス

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2011年 10月 29日

透明ということ

コラージュってシュールレアリスムの技法の一種で意外なイメージをぶつけあわせたりして人をおどかそうとするもの、とか思っている人が多いかもしれないが、別にそれはそれでいいんだけど、コラージュが問題にしているのは実は、何かが透明であったりなかったり、その透明さを通して、何かと何かが層状に重なり、同時に存在しているということだったりするのではないかと思っている。いずれのモチーフもそれが選ばれた限り、そのまわりに本来あったものが「透明」になっているのである。切り取られたからといって、完全になくなってしまった訳ではない。

人間の視覚だって、実は普段そういう風にものを見ているのかもしれないし。人は見たり見なかったりする。自分が見えているものを、見えていないものに平気で重ねてみたりとか。自分の意識で本来同時に存在しえないものを無理やり存在させたり。そういう意味ではコラージュは人間の現実の知覚そのものの似姿なのかもしれない。こう考えると、コラージュってたいそうおもしろく感じられると思うのだけど、どうかしらん。
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by zelan | 2011-10-29 22:34
2011年 10月 29日

街中の骨

ハロウィーンの仮装をしている人が街中にいる。(これ、数年前まであまり見なかった気がするけど昨今の流行りなのか・・)。今日東急ハンズでエレベータのドアが開いたらいきなり骨がプリントされた全身タイツ系の人とか、かぼちゃやら魔女やらがいたのでびっくりした。

渋谷駅に歩いていく間にも骨の人を見る。仮面ライダー(そう言えば「仮面ライダー」っていうネーミングも超単刀直入で秀逸だなあ)にでてきた「ショッカー」を思い出す。ショッカーは確か、黒地に白のウズがウズまいていたのだった。ちょっと(当時の)コンテンポラリーアートっぽいようなそうでもないような・・。

もとい、骨の人がたまたまかっぷくがよかったりすると、路上でにやついてしまうほどおもしろい。かっぷくのいい人だって骨がある訳で、別段おかしくないはずなのに、それがおかしいことがむしろ、すごくおかしかったりするのである。
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by zelan | 2011-10-29 22:25
2011年 10月 27日

ルーティーン

今世界で最も重要な芸術家/写真家であるドイツのヴォルフガング・ティルマンスが、ただもうひとつ別の作品を作りたいという欲求に逆らいながらそうでない構えでものを創る、というような意味のことを対談の中で言っていた。

確かに、自分の限られた経験の中でも、何かを単なる「作業」にしようとしたり、ルーティーンにしようとすると、その行為のクオリティは、必ずや下がる。

普通考えられていることとは、逆かもしれないけれど。
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by zelan | 2011-10-27 22:30
2011年 10月 27日

頼れる

信頼できる人々に何事か相談したりすると、「そうねえ、それはやってみないとわからないね・・。」と言われることがしばしば。だからこそそのような人々が信頼に値すると、自分は思っているのである。
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by zelan | 2011-10-27 00:19
2011年 10月 26日

見える

知人が、アート関係の人に脱原発派の人が多いのは(確かに、個人的に知っている範囲の人で言えば例外はゼロ)、放射性物質のように目に見えないものが影響を与えるということに耐えがたいからだ、と言っていておもしろく感じた。アートの人は目に見えないものを感じること、また表現することに血道をあげている、と、どこかで単純素朴に自分は考えていたから。いや、でもだからこそ、ほんとうに目に見えず感じとれもしないもの、に対しては、嫌悪感が大きいのかもしれないなあ。
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by zelan | 2011-10-26 22:31
2011年 10月 25日

下の名前

一昨日お茶した知人ひとり、昨日会食した知人三人、そして自分、今の日本の首相が「野田さん」だということはわかっているが、野田なにさん、なのか思い出せなかった。答えは佳彦(よしひこ)さん。自分に至っては「思い出せない」のか、「一度も覚えたことがなかった」のかすら、もはやわからない。

昨日会食した人々と、いくらなんでも首相の名前がわからないという事態は、生まれて始めてだ、という話をした。
期せずして、よくもあしくも日本や個人がほんとうに変わってきた、ということではないかと、思った次第。
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by zelan | 2011-10-25 18:12
2011年 10月 23日

ピアノ

どこだかわからない広めの音楽録音スタジオのような場所に置かれた、グランドピアノの上になぜか乗っかっている、という夢を見た。床の上に降りようとして、どこから降りればスムーズに降りられるか、ピアノの各部を比較的落ち着いて色々調べている。朝起きて思った。ピアノから降りようと一旦思ったからには、おそらく、ちゃんと降りることができるだろう、と。

それにしてもピアノってなんなのか。ちょっと連想したのは、ピアノは、主に白色と黒色からできている、ということ。
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by zelan | 2011-10-23 23:46
2011年 10月 20日

自分の歌

今日見聞きしたものの一部から重要な認識が得られた。それは、「借りてきたものはいくら磨いても光らない」ということ。

やはり自分の声で自分の歌を歌わなければならない。
たとえそれが道端に転がっている小石のようなものでも、それがほんとうに自分だけのものならその小石は、

世界の一隅を、黄金のように照らす。
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by zelan | 2011-10-20 23:14
2011年 10月 20日

秘密

風にそよぐ葉や池の上の水紋、花、雲の動き、更には、何であれ実在する物体を詳細に観ることのできる顕微鏡写真などは基本美しいし見ていてとても楽しい。しかしこれら自体が芸術作品かというと、もちろん違う。これらの美しさと、人がものを創って美しくなることの間には、どんな秘密が隠されているのかな。
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by zelan | 2011-10-20 00:19
2011年 10月 19日

変わるか

今日知人と話していて、天変地異や人為による、今回のようなどんなに大きな災厄が起ころうと、「国」や「世の中」は変わらない、というある種悲しい認識に至る。しかし、ほんとうに悲しいかどうかはわからない。

つまるところ変わるのは常に「個人」なのだと、結論づけたのだから。
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by zelan | 2011-10-19 00:57