2011年 08月 31日
展示を見てくださった方が、作品の印象としてかなり共通することばを口にするのはこれまでのささやかな経験でもよくあることだ。今回については、「金属」、「顕微鏡」、「和」、「戦争」ということである。 中目黒Gallery 7℃にて個展を開催しております。9/10まで。 ▲
by zelan
| 2011-08-31 21:09
2011年 08月 31日
ものごとすべて、本質的な矛盾をはらんでいることが多いが、PCというか、ネットを始めとするITがはらんでいる問題が何かと言えば、一見効率を極大化できるように見えながら、時間を限りなくムダにさせかねない存在だってことかしらん。 まあ要は、ものは使いようということ。 ▲
by zelan
| 2011-08-31 02:22
2011年 08月 29日
今日この記事をツイッターでたまたま知って読んでみて、すごくいいと思った。アップルのスティーブ・ジョブズがグーグルのモバイルアプリの責任者にある日かけた電話についてのもの。 以前の仕事で自分はいわゆる大企業のエラい人に接する機会が多かったが、彼ら全員にほぼ共通するのは、ディテール(に見えるもの)をなおざりにしない、という点。でも同時に大局も見ている。このいずれかの視点を欠いている人ってほんとに上の人にはあまりいなかった。そしてこれは、別に大組織でなくとも、例えば小規模で自営している場合であっても、何かに成果をあげようとしたら必要なことなのではないかしらん。結局、真剣であるならば、何事をも平等に見渡せるのかもしれない。 ▲
by zelan
| 2011-08-29 20:45
2011年 08月 26日
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by zelan
| 2011-08-26 09:52
2011年 08月 25日
上野の国立西洋美術館に「古代ギリシャ展」を見に行く。これ、古代ギリシャ展と銘打ちながら壺(アンフォラと呼ばれる)以外はローマ時代のコピーが大変多い。一緒に行った人が、「古代ギリシャ展ていうか、<古代ギリシャ風ローマ展>だよね、と言ったほど。とはいえ、有名な「円盤投げ」やスフィンクス像などを始め、すばらしくつかみのある作品の前ではしばしみとれる。 オリジナルが現存しない場合、それがコピー当時どの程度傷んでいたのか、提示されている情報の範囲ではわからない。コピーだけが完璧に残っているところをみると元のは相当傷んで欠損の度合いが激しかったのかもしれないけど、だとするとむしろコピーの方がオリジナルを超えていた可能性が、理屈で言えばまったくないとは言えないんだろう。円盤投げなど、感涙ものだった作品は特に。 よく考えると「そもそもローマ時代におけるギリシャのコピーの技法や意義」等々に関する情報があまり親切ではないため、結構な部分が五里霧中な展示だ(自分も明るくないが美術展に行く普通の人々は別に美術史にごく明るいということはあまりないはずだし)。それでも、以前大英博物館でぼん、ぼんとひたすら並んでた彫像とは違う感慨をそこかしこで実感できた、たいへんな好展示である。という訳で、まだ見に行っていない方には、強くお勧めする。 冒頭展示してある超ハンサムなディオニュソスなんか(これもコピー)、骨がくにゃくにゃしてそうなふっくらした指とか(右手など指の間から硬い杯の脚が突き出してるから更に柔弱に見えて素敵だ)、実はとても哀しいのにそれをこらえているような顔とかたいそうぐっときて、結局人がぐっとくる理由なんて、何千年も変わってないのね、という真実に気づく瞬間もある。 大英博物館 古代ギリシャ展 THE BODY 究極の身体、完全なる美 (上野 国立西洋美術館) http://www.body2011.com/index.php ▲
by zelan
| 2011-08-25 01:00
2011年 08月 23日
ひきつづき名言集。 「長考に妙手なし」。これ元々誰の言葉なのか。米長名人が言っていたのは知っているけれども。 しかしこれがいつもとは言わぬまでもたいていの場合真実なのは今までの経験を振り返るとわかる。実際、考えれば考えるほど、わからなくなるのだ。 あるいは、せいぜいのところ、長く考えることがなければもっと速く至っていたであろう最終的な答えに、ただ時間をかけて迷いながらたどりつくだけ。 ▲
by zelan
| 2011-08-23 00:35
2011年 08月 21日
あまりものを集めない自分が、それでもときどきは集めている人の言った感心した言葉を、「めづらしく集めている」という標題の下シリーズ化しようとしつつあるが、第二回目は親しくしている知人の言葉である。 一回目が、ジュリアード音楽院を始め世界各国の芸術系大学などで取り入れられているとはいえ、日本での知名度はこれからというアレクサンダー・テクニークという身体技法の創始者の言葉で、二回目が知人。ここから、この名言集の性質が知れようというもの。 もとい、知人の言葉は、 『「いわゆる」という意味ではみんなまじめ』 自分という小さい範囲で考えても、政府・国家という規模で考えても、この言葉の含意する批判は相当に手厳しい。 ▲
by zelan
| 2011-08-21 21:02
2011年 08月 20日
今日道を歩いていたら、歩くのに必要な以上の力がからだのあちこちに入っているのに気づき、できる範囲でそれをやめてみた。するととむしろ、自分のからだが、単に余計な力を入れている程度ではないさまざまな不完全さやアンバランスを有していることが観察できたのである。 骨盤の右側の方が左より大きくぶれるし、胴体が、特に肋骨の下のあたりで複雑によじれ、そのせいか一歩ごとに右の肩が後ろへ下へとさがる。私はどちらかと言えば姿勢は悪くない方だと言われ、歩くのも速く、ひとから見たら別にどうってことないのかもしれないが、からだが自分の考えている「理想的でないこと」たるや、具体的にあげていったら100項目をくだらないかもしれない。 しかしながらこの不完全さを邪魔せずに自然に発現させておくことは、ときに極めて快適なのだ。これこれの歩き方や姿勢でなければならないというのは誰の頭の中にもある考えだが、それを意識的無意識的に「やってみる」のは、たいていの場合何の役にもたたず、むしろ、既に存在する問題を複雑化させるばかりのことが多い。正しさを知らないから、少なくとも実践できないから今の状況になっているのに、それが意識してみることやあるいは気合いだけで、ほんとうに正しく実践できるってことがあるだろうか。 と、いう訳で何が言いたかったかといえば、不完全であるのは事実であり、認めてみた上でさてここからはじめるのね、と思うと、不完全であること自体が不愉快どころかなかなかにさわやかに嬉々とした趣すらおびる、ということ。 ▲
by zelan
| 2011-08-20 23:03
2011年 08月 19日
中目黒のGallery 7℃にて個展を行います。 ご高覧頂戴できましたら幸いです。 展示情報: ■是蘭 Zelan 個展 「惑星 The Planet」 ■会期:2011年 8月26日(金) - 9月10日(土) 12:00 – 19:30 ※月曜休廊 最終日は17:00まで ■場所:Gallery 7℃ 東京都目黒区上目黒2-43-3 N.M.7th B-1 電話: 03-3710-8450 これまでコラージュを主な表現方法として参りましたが、今回はこれに加え、デカルコマニー(注:絵具を用いた転写技法)から独自に開発した技法、またその原画をデジタル処理した図像によるシルクスクリーン版画などを出展しています。 これらの技法による偶発性・偶然性の活用や制御を通し、存在するものが共有している動きの質について調べ、表現することに取り組みました。 皆様にお目にかかれますことを、心より楽しみにしております。 Gallery 7℃ (作品図像: 「Dragon Force」 デカルコマニーに基づくデジタルリトグラフにシルクスクリーン) ![]() ▲
by zelan
| 2011-08-19 14:05
2011年 08月 18日
かつての仕事の関係で親しくして頂いている著名な経営者の方と先日お会いし、久しぶりだったので、「日本も大変なことになりましたね。」と言ったら、「そうだよなー、でも、自分が全然加担していないとは、言えないぜ。」とおっしゃった。
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by zelan
| 2011-08-18 23:22
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