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原初のキス

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カテゴリ:ヘンな話( 6 )


2019年 10月 08日

稀な自慢と植木等

今日、旧来の知人から、これまでの人生で聞いたこともない自慢をされた。
即ち、「オレはダラダラできる!」というものである。

彼が言わんとしていたのは、自分が休むという場合はコーヒー飲んでタバコ吸いながらソファで何もせず何も考えずにだら~んとしていられるということ。翻ってこの私は、いつもコマネズミのように、(体はともかく少なくとも頭は)大忙しであり、しかもその大半が世の大勢にはさほど影響がない(まるで彼は大層大勢への影響があるような言いぶりだ)っていうことらしい。私には、心してダラダラする必要が(もしその能力があるとすれば)しなければならないと忠言されたのだ。

ここで突然「植木等」について思い出す。彼といえば昭和のスーダラ男であるが、彼を知ってる日本人の多くが、映画の植木等を、なぜか心から尊敬したり好きだったりしているように自分は思うのであって、確かに、「スーダラ」できることもまた、多いなる価値をはらんでいるような気が、すごくしてきた・・・。でもそもそも、スーダラ、ってなんだっけ?sutra(お経)に似ているのがすごく気になる・・。彼はお寺の息子らしいし。

最近BSでやってた植木等モノを何本か見たのだが、びっくりしたのはいずれもかなりの成功物語だということ。状況に応じてスーダラと流れつつ、結局は出世するとか美人の奥さんを得るとかで万事ことごとくうまくいく。現在で言えば殆ど立派なビジネス書的内容なのだった。

やっぱりダラダラなりスーダラなりというのは、見かけほど悪いことではないに違いない。




by zelan | 2019-10-08 19:46 | ヘンな話
2019年 09月 17日

失敗したモノたち

昨日おおウケしたことがあった。
制作にシリコンオイルスプレーを使うのだが、その缶を持とうとしてつるっと滑って落としてしまったのだ。
ご存知の通りシリコンオイルというのは物の滑りを異常に良くする。でもかといって自分自身の滑りもよくしてしまうとはね・・。吹いた時に缶自らが少々浴びちゃったらしい。

なんかこれと同じような感じで笑ったことあったなぁ・・と考えていたら昔の記憶がよみがえってきた。
以前会社に勤めていた頃、ある日部門長室に入るとなんだか妙な化学薬品的匂いがした。
一緒にいた課長が、変な匂いしますよね、と何の遠慮もなく部門長に言うと彼が、さっき消臭剤をまいたんだけどその匂いだ、と答えた。自分の関心は一瞬現在の匂いから消臭剤をまいた原因の方に傾きかけたが、その時課長が発したキテレツな一言に思わず笑ってしまった。即ち、
「それはおかしい、消臭剤なら自分自身の匂いも消さないといけないですよね。」
と、言ったのである。

シリコンオイルが期せずして自分自身も滑らせちゃったり、消臭剤なのに自分の匂いは消せなかったりと、こういう無生物による存在論的過ち、ってどういう訳か自分のツボにはまる。

もとい、シリコンオイルは本当によく滑る。冗談ではなく床にかかったりすると転倒の危険があるので、注意して使うこと。


by zelan | 2019-09-17 13:32 | ヘンな話
2019年 06月 14日

「肉の波」はまだ・・

先日知人と人形町に夕食に出かけた。なかなか味のある風情の飲食店がたくさんある。歩いて物色しているうちに知人が、「肉の波がまだ来ていない。」と言った。

確かに、自分がよく出没している恵比寿だの新宿だのといった街は、もう肉の波はとうの昔に到達していてジャブジャブになっており、飲食店の多い所で周りを見渡すとなぜか赤い看板が目立つような気すらして、なぜなら肉を供している店が異常に多いからである。人形町は比較にならない位、動物性たんぱく質としてはお魚を扱っている店が未だ主流だ。知人の言う処の「肉の波」はいつ頃、どの辺りから生じ、そして今はどこまで到達しているのであろうか。人形町はまだだが、銀座には届いてるように思う。

これはアートには直接関係ない話ではあるが、状況をしかるべく受け止める人間の「感覚」には十分に関係がある。そしてアートとは人の感覚という機能に関連する一つの超ニッチな市場なのだ。



by zelan | 2019-06-14 15:02 | ヘンな話
2019年 06月 07日

変わっているのは誰なのか

先般ある人から、私の全く悪気のない行為に関して、「あなたってめちゃ変わってる人ですよ、信じられない!」と批判的な意味で言われた。そしてその数日後、私にそう言った人との共通の知人で、上述のことを全然知らない方と会話していたら偶然件の人物の話がでて、「あの人めっちゃ変わってる、信じられない!」とおっしゃるのである。もう私が変わってるのか、私にそう言った人物が変わっているのか、それとも私にそう言った人物が変わっていると言った人が変わっているのか、何が何だかわからないのであった。もしかしたら全員変わっているのかも・・。

考えようによってはそこそこアート的な感じのする事件だったので、備忘までに記しておく。


by zelan | 2019-06-07 23:53 | ヘンな話
2019年 06月 07日

夢で説教

夢というのはそれが脳のどういう機構によるものかよく知らないが、忘れやすいものだ。
たまたま再読したこの過去記事において、自分が夢の中で画家の奈良美智さんから一種の説教をされたという夢が記載されていたが、完全に忘れていた。そういえばこちらの夢は忘れてなかったが、アルパカみたいな動物から超上から目線でこれもまた説教とも言えなくもないことを言われたこともある。

大人になると説教されるという機会が減るものだけれど、説教されるのも意外にいいのではないか、と思った次第。もっとも、クリエイティブな説教しか自分は受け付けないけどね。





by zelan | 2019-06-07 23:28 | ヘンな話
2019年 02月 07日

ドッペルゲンガー揃い踏みに驚愕すの巻

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よく行く近所のスーパーに半年ぐらい前、少々というかかなり手際の悪い中年女性の店員さんが配属された。袋に物を入れる時など入れ方が気になるのか何度も出したり入れたりするので時間がえらくかかる。こちらは最初からSUICAで、と言っているのにそれは必ず忘れられ、決済の段には数秒間お互い無言の微妙な間が訪れると言った具合。
それでもなんだかその方がだんだん手際良くなってきたりするようで(とはいえ普通の人の半分位だ)、それを観察していくうちに自分はそこそこほのぼのとした気持ちになってきて、ちょっと心の中で応援したりしていた。時々元に戻ったように手際が超悪いこともあったが腹も立てずに。

で、今日その同じスーパーに行ってみたらなんとその手際の悪い女性が二人、二つ並んだレジのそれぞれに入っていたのである。というか厳密に言えば彼らの顔は微妙には違っていたのだが、髪型やメガネの具合、顔の丸さ加減、肌の色艶や身長が酷似していてさもドッペルゲンガーなのであった。

自分はびっくり仰天してしまった。一人だと思っていた人間がなんと二人だったのだから。
彼らが双子かどうかは知らないけどとにかくそれぐらい似ている。少し手際が良くなったらまた元に戻ったなどに関心を持っていた自分だったが、単にこの二人を同じ人だと思っていたが故かもしれない。

考えてみたらこの程度の現実識別能力をもって美術というものをやると言うこの状況は、かなりチャレンジングかもしれない。でもだからこそやる価値がある。


by zelan | 2019-02-07 21:00 | ヘンな話