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原初のキス

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2019年 08月 15日

ハクセキのキコウシの豊かさ

「白皙の貴公子」っていう言葉があって、最近ほとんど聞かないけどかつてある美術専門誌で自分の美術の先生であったところの北川健次氏のことをこう評してあるのを見て、この言葉、いいなあ、と思ったのである。意味は「色白の美男子」のことで、現代語で言っちゃうとなんだか何が面白いのかよくわかんなくなる。因みに皙という文字の意味もやはり白いという意味であり、重ねてあるわけですね。森鴎外がドイツに留学してた頃の日記を読んだ時にも今はもう全然使わなくなった言葉がたくさん出てきてかっこいいと思ったし、個人的にも例えば怜悧とか豪奢とか柔弱とか、最後のなんてもういい意味があるのかどうかも怪しいが、自分は好きである。

古くなったばかりではないとは思うがこれらの言葉にはそれこそ言葉にできない暗示的な広がりがある感じがする。今現在我々が使っている言葉で後世になってこの言葉は素敵だったって感じられるようなものがどれくらいあるかな、それは今現在を生きている自分たちにはわからないことかもしれないが。



by zelan | 2019-08-15 21:40


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